新件番号 | 1900 | 件名 | 保育労働の賃金、配置基準の引上げに関する請願 |
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要旨 | 日本のジェンダーギャップ指数は、百四十六か国中百二十五位と最低水準である。男女賃金格差は先進国の中でも大きく、長時間労働の中、四割の女性が出産の前後に退職し、再就業する際はほとんどが不安定で低賃金の非正規雇用となる。社会保障制度の改悪とも相まって、シングルマザーや低年金の女性の貧困は深刻である。これらは失われた三十年という日本社会の長期にわたる経済停滞を招いている。女性の置かれている地位の低さはセクシャルハラスメントなどの温床ともなっており、ハラスメントの禁止規定さえない日本の遅れを見過ごすことは許されない。女性も男性も誰もが人間らしく生き働けるジェンダー平等社会の実現へ施策の抜本的強化を求める。 ついては、次の事項について実現を図られたい。 一、女性が多くを担ってきた保育労働の賃金を全産業平均並みとし、職員配置基準を引き上げること。 |