新件番号 | 1826 | 件名 | 外国籍元BC級戦犯者と遺族に対する立法措置に関する請願 |
---|---|---|---|
要旨 | 韓国・朝鮮人、台湾人元BC級戦犯者は、アジア太平洋戦争下で日本軍に動員され、戦後に連合国による軍事裁判でBC級戦犯として有罪判決を受けた。日本人として軍に動員され、日本人として裁かれ、サンフランシスコ講和条約発効後もなお日本人戦犯としての刑が続いた。一部は絞首刑・銃殺刑に処せられ、日本の戦争犯罪のために命をささげた。幸いにして生還した者も、巣鴨プリズンから釈放されると同時に今度は外国人として扱われ、補償・援護の対象外とされてきた。韓国・朝鮮人、台湾人元BC級戦犯者はそれぞれ互助組織を結成し、約半世紀以上にわたって日本政府に対し名誉回復と補償措置を求めて働きかけを続けてきた。裁判にも訴え、東京地裁・高裁・最高裁から立法措置を促す付言判決が出されている。日本・韓国・台湾に暮らしてきた当事者のほとんどがこの世を去ったが、日本として問題を未解決のまま放置すべきではない。差別と不条理を正し、早急に当事者・遺族の名誉回復を図ることが望まれる。半世紀以上もの長い間、解決を訴えてきた元戦犯者とその遺族の声に耳を傾け、戦後八十年を迎える前に立法措置が講じられるよう求める。 ついては、次の事項について実現を図られたい。 一、外国籍元BC級戦犯者とその遺族に対する立法措置を行うこと。 |