請願

 

第213回国会 請願の要旨

新件番号 670 件名 パーキンソン病の治療研究支援及び医療制度等の改善に関する請願
要旨  指定難病であるパーキンソン病には多くの症状があり、医療関係者でもそのつらさは理解しづらい。診断から二~三年しか経過していないのに働くのが厳しくなる患者も少なくない。遺伝子治療などあと一歩で実用化が期待できる先進治療法の研究を積極的に支援することを求める。また、パーキンソン病はMRIを使っても異常を見付けることはできず、経験豊富な神経内科医による体の動きや筋肉の硬さ、顔の表情などからの総合的な判断が必要である。近くに大きな病院がない地域の治療開始が遅れないようにオンライン診療体制の整備などの対策も進めることを求める。特定医療費の対象となるパーキンソン病に付随する症状についても具体事例を示して判断の統一化を図ることを求める。さらに、患者が求めている治療法研究が進まない状況ではパーキンソン病を指定難病から外すことのないようにし、指定難病の要件から希少性条項を削除することも選択肢の一つとして見直すことを求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、パーキンソン病の遺伝子治療など先進医療研究の推進を図り、一日も早く治療が始められるように支援すること。
二、パーキンソン病と診断された場合は重症度に関係なく特定医療費受給対象者とすること。
三、パーキンソン病がもとで発症する傷病については原則どおり、診療科目にかかわらず特定医療費助成の対象とすること。
四、全国どこにいても早期診断、早期治療ができるよう体制づくりをすること。

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