請願

 

第213回国会 請願の要旨

新件番号 115 件名 消費税率を五%に引き下げ、複数税率・インボイス制度の即時廃止を求めることに関する請願
要旨  新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済は未曽有の不況に陥った。中でも日本経済は複数税率の実施を伴う消費税率一〇%への引上げと重なって急激に景気が悪化し、消費不況を深刻にした。今世界では、即効性のある経済対策として事業継続や雇用維持に役立つ消費税の引下げとともに、法人や金融所得への課税を強める動きが広がっている。ポストコロナを見据えた税収確保は、低所得者層ほど負担が重い消費税を中心とするのではなく、能力に応じた負担を求める税制によるべきである。二〇二三年十月から始まったインボイス制度は、免税事業者に新たな税負担を迫る増税策にほかならない。フリーランスや一人親方など担税力の弱い事業者に消費税負担を求めれば、多様な働き方は成り立たなくなってしまう。新型コロナ危機を克服し、新しく構築すべき経済・社会においても、地域に根ざして活動する中小業者の存在が不可欠である。
 ついては、税制で商売を潰すことのないよう、次の事項について実現を図られたい。

一、消費税率を五%に引き下げること。
二、消費税の「複数税率」と「インボイス制度」は直ちに廃止すること。
三、庶民に重い不公平な税制を正して財源を確保すること。

一覧に戻る