件名 | 建設労働者の雇用改善、担い手確保・育成に関する請願 | ||||
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新件番号 | 48 | 所管省庁 | 厚生労働省 | 内閣処理経過受領年月日 | R6.12.10 |
処理要領 | 一 建設業においては、若年労働者等の確保・育成及び技能継承が極めて重要な課題となっている。 このため、令和三年度から令和七年度までの建設雇用改善計画(第十次)(令和三年厚生労働省告示第百二十八号。以下「計画」という。)において、若年者等の建設業への入職・定着促進による担い手の確保・育成、魅力ある労働環境づくりに向けた基盤整備、職業能力開発の促進、技能継承を最重点事項と位置づけ、関連する施策を推進している。 二 建設業の技能者のうち、六十歳以上の割合が約四分の一を占める一方、二十九歳以下は全体の約十二パーセントとなっており、将来の建設業を支える担い手の確保・育成は急務となっている。 政府としては、計画に基づき、若年者等の建設業への入職・定着促進につなげるため、建設労働に対する理解の促進や建設業の魅力の発信等を行うとともに、技能者の資格や就業履歴等を登録する仕組みである建設キャリアアップシステム(以下「CCUS」という。)等を関係省庁等の間で連携して推進し、担い手の確保・育成に取り組んでいる。 三 建設業においては他産業に比べて技能者の賃金水準が低いため、CCUSは、技能者の技能・経験に応じて適切な処遇改善につなげること等を目的として、技能者の資格や就業履歴等を登録・蓄積する仕組みであり、計画においても若年者等の建設業への入職・定着促進による担い手の確保・育成等につなげるため、関係省庁等の間で連携してCCUSの普及促進に取り組むこととしている。 また、「人材確保等支援助成金(建設キャリアアップシステム等普及促進コース)」により、建設事業主団体を通じて、CCUSの登録手数料への支援や登録手続への支援、就業履歴蓄積のためのカードリーダー等の導入支援に取り組んでいる。 これまでの取組により、建設技能者の半数近くに当たる百四十万人を超える技能者が登録されており、引き続き、CCUSの普及促進を進めてまいりたい。 |