新件番号 | 349 | 件名 | 日本軍慰安婦問題の解決に関する請願 |
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要旨 | 日本軍慰安婦問題は、第二次世界大戦時の日本軍による女性への人権侵害として日本が解決を迫られている問題である。被害者は高齢化し、生きている間に解決をという悲痛な訴えは日々切実さを増している。日本政府は一九九三年、河野談話を発表し、慰安所への日本軍の関与と強制性を認め、謝罪と次世代教育を表明した。その後政府は、解決済みとして法的責任を拒否してきたが、国連人権機関やILOから再三慰安婦問題の解決を促す勧告を受けている。二〇一六年三月には国連女性差別撤廃委員会から、被害者の救済の権利を認め、全ての被害者への救済と被害回復措置を提供するよう、再度強く勧告された。政府は、被害女性が強制的に慰安婦にされ重大な人権侵害が行われた事実を認め、慰安婦問題はなかったなどの発言や報道には明確に反駁(はんばく)することが求められる。そして、公式謝罪、国家賠償などにより、被害者の人権回復を行い、教科書への記述を復活して次世代への正しい歴史教育を行う責任がある。 ついては、次の事項について実現を図られたい。 一、日本軍「慰安婦」問題の解決を行うこと。 |