新件番号 | 280 | 件名 | 教職員が教育に専念できる環境整備に関する請願 |
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要旨 | 日々の生活を支える社会保障制度が安定して提供されることは国民共通の願いである。二〇四〇年に向けて少子高齢化が急速に進展する人口減少社会にあって、誰もがより長く元気に活躍できる持続可能な社会保障制度を構築するためには、国民の理解と財政の健全化が求められる。我が国の将来を担う子供たちを誰一人取り残すことのない豊かな学びを保障するには、教職員のワーク・ライフ・バランスを実現して業務負担を軽減することが必要である。 ついては、次の措置を採られたい。 一、教職員、教育現場については、 1 教職員が生き生きとやりがいを持って働けるよう、法定の基礎定数と加配定数の性質を踏まえた計画的な定数増と賃金の改善を図ること。 2 複雑、困難化する教育的な課題に向き合う教職員がストレスを蓄積しないよう、予防的な取組とケア体制の充実を図ること。 3 担当しか把握できない状態の属人化を防ぐため、業務内容を見直して、学校現場で多種多様な専門職が連携・協力して機動するチーム体制を実現すること。 二、教職員の福利厚生については、 1 教職員が心身共に健康で、ゆとりを持って教育に専念できるよう、日々の生活を支える福利厚生の充実を図ること。 2 夢と志を持って教員にチャレンジする若者に魅力のある福利厚生を提供するため、教職員互助団体が将来的にも安定した運営ができるよう支援すること。 三、少子化対策については、子供を社会全体で育てるという認識の下、教育費など家庭の経済的な負担の軽減と人的配置の充実を図ること。 |