請願

 

第211回国会 請願の要旨

新件番号 2852 件名 移植医療環境整備と移植医療の普及に関する請願
要旨  臓器移植法が施行されて今年の十月で二十六年になるが、国内における移植件数は圧倒的に少ないのが現状である。
 ついては、移植の必要な難病のある人が国内で移植が行えるよう、次の事項について実現を図られたい。

一、日本の移植普及に力を入れること。
 1 臓器提供意思表示方法の議論をすること。
二、国内で移植が受けられるようにすること。
 1 臓器提供と関係なく、脳死判定を選択できるように、脳死の扱いの見直しをすること。
 2 ドナーになる可能性のある患者をJOT(日本臓器移植ネットワーク)へ報告するよう義務付けること。
 3 入院時に全ての患者から臓器提供の意思(提供の可否)の確認を義務付けること。
三、臓器提供、移植に関わるコーディネーターの育成、医療者や施設への支援に力を入れること。
 1 移植医療に関わるプロセスに診療報酬を出すこと。
 2 医療者が移植を学び、正しい理解を広げる機会づくりをすること。
 3 移植コーディネーターの支援と認知をする取組をすること。
 4 環境が整い次第、移植コーディネーターを公的資格にすること。

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