請願

 

第211回国会 請願の要旨

新件番号 2031 件名 マッサージ診療報酬の適正化に関する請願
要旨  マッサージ師が病院などで消炎鎮痛などを目的に行うマッサージ療法には医療保険において診療報酬が算定されている。この診療報酬(保険点数)は人件費などに相当するものであるが、何か所施術しても三十五点(三百五十円)と非常に低く、しかも一九八三年から四十年間据え置かれている。この影響などにより病院などに勤務するマッサージ師の数は、この二十数年間で一万人強から約三千人にまで激減し、マッサージ療法に対する需要にも対応できない状況にある。加えて、多くがマッサージ師として就労している視覚障害者の雇用にも深刻な影響を及ぼしている。身近な医療機関で安心してマッサージ療法が受けられるためにはマッサージ師の雇用が確保されることが必要であり、そのためにはマッサージ療法の診療報酬が適正に引き上げられることが不可欠である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、「マッサージ療法」の診療報酬を、部位別に加算算定するとともに適正に引き上げること。

一覧に戻る