請願

 

第211回国会 請願の要旨

新件番号 1414 件名 保育労働者の賃金、配置基準の引上げ、性暴力被害者の支援の拡充、ジェンダー平等施策の強化に関する請願
要旨  新型コロナウイルス感染拡大は、国民の命や暮らしの基盤の脆弱(ぜいじゃく)さ、取り分け女性の貧困化やDV、自殺者の急増など日本のジェンダー施策の遅れを浮き彫りにし、日本の男女平等度は世界百十六位(二〇二二年世界経済フォーラム)と低迷し続けている。その大きな要因は、財界と一体となった自民・公明政権が女性を雇用の調整弁として不安定で低賃金の非正規労働に追いやり、社会保障を軽視して制度改悪を進め、自己責任や家庭責任を女性に押し付けてきたことである。女性も男性も、誰もが自分らしく生きられる社会の実現へ、労働時間短縮と賃金の底上げ、男女賃金格差の是正、女性の低年金の引上げなど抜本的なジェンダー平等施策への転換が求められている。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、保育労働者の賃金を、せめて全産業平均並みに引き上げること。配置基準を引き上げ、「一人夜勤」をなくすこと。
二、性暴力被害者のためのワンストップ支援センター、女性相談窓口を専門体制と財政支援で抜本拡充すること。
三、生理用品の学校や公共施設のトイレへの常備のための予算措置を採ること。
四、国や行政の政策・意思決定の場の構成を、女性比率五割以上にすること。

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