請願

 

第211回国会 請願の要旨

新件番号 1083 件名 健康保険証を廃止しないことに関する請願
要旨  政府は、二〇二四年秋に紙やプラスチックの健康保険証を廃止する方針を打ち出した。健康保険証が廃止となれば、マイナンバーカードを持たない人は公的保険診療から遠ざけられる結果となりかねず、国民皆保険制度の下で守られている国民の命と健康が脅かされる。健康保険証廃止は、事実上マイナンバーカード取得の強制につながる。個人情報漏えいの不安から強制に反対の民意があることも事実である。法律上は、マイナンバーカードの取得はあくまでも任意であり、国民への強制は行われるべきではない。政府が今行うべきことは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の中で、逼迫(ひっぱく)する医療現場の体制を拡充し、安心して受診できる医療を確立することである。国民も、患者も、医療機関も望んでいない健康保険証の廃止は直ちにやめるべきである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、現行の健康保険証の廃止方針を撤回すること。

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