新件番号 | 299 | 件名 | 保育に関する労働者の賃金の大幅引上げ、性暴力被害者のためのワンストップ支援センター、女性相談窓口の抜本拡充に関する請願 |
---|---|---|---|
要旨 | 新型コロナウイルス感染拡大は、国民の命や暮らしの基盤の脆弱(ぜいじゃく)さとともに、取り分け女性の貧困や失業、DV、自殺者の急増など日本のジェンダー施策の遅れを浮き彫りにした。女性の困難の大本には、女性を雇用の調整弁として低賃金で不安定な非正規労働に追いやり、女性の賃金差別を野放しにしてきた自民・公明政権の労働法制の連続改悪や社会保障削減、ジェンダー施策の遅れがある。日本の低賃金は国際的にも異常で、その底辺に女性が置かれている。新しい資本主義の名で新自由主義の見直しを言うなら、これらの根本的な転換こそ必要である。コロナ禍を乗り越えるためにも、女性の賃金を底上げし、誰もが八時間働けば普通に暮らせるジェンダー平等の社会へと踏み出すときである。 ついては、次の事項について実現を図られたい。 一、社会的に必要不可欠で女性が多くを占める保育に関する労働者の賃金を大幅に引き上げること。 二、性暴力被害者のためのワンストップ支援センター、女性相談窓口を専門体制と財政支援で抜本拡充すること。 |