請願

 

第211回国会 請願の要旨

新件番号 24 件名 児童福祉としての保育制度の拡充に関する請願
要旨  児童福祉としての保育事業の向上を図り、子供の安心・安全な保育を保障すると同時に、子育て家庭の支援を強力に行うよう求める。令和五年四月からこども家庭庁が創設される。その基本理念として第一に子供の最善の利益を実現する観点が挙げられているが、まさしく児童福祉としての保育制度の拡充と同じ方向性である。
 ついては、特に子ども・子育て支援制度の大きな柱である質の向上の実現のため、次の事項について実現を図られたい。

一、少子化対策推進のため、三歳未満児について完全無償化の実現をすること。
二、保育士などの給与が全産業平均の水準に達する道筋の整備をすること。
三、ゆとりとやりがいのある保育現場の創出をすること。
 1 十一時間開所(園)の実態に見合った給付の実現をすること。
 2 保育士などの処遇改善をすること。
 3 事務量増大への対応のため、保育所への常勤事務職員の配置をすること。
 4 全ての保育所に対するチーム保育推進加算の無条件適用をすること。
四、人口減少地域の保育対策について、地域の子育て機能の維持のため、施設の安定的運営が可能となる仕組みの創設をすること。

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