請願

 

第211回国会 請願の要旨

新件番号 16 件名 日本でのオスプレイ配備撤回と訓練中止に関する請願
要旨  二〇一三年導入が決定した陸上自衛隊のオスプレイV―22の最初の二機が二〇二〇年七月木更津基地に飛来し、同年十一月より試験飛行を開始した。オスプレイは、開発段階より墜落を含む事故を頻発させ、多くの犠牲者を出している欠陥機であるが、全十七機が暫定配備される木更津基地より、千葉県全域での訓練が行われている。オスプレイが、低周波も含む騒音・振動とともに人口密集地上空も飛行することに、千葉県民は安全性への不安を感じている。さらに、度重なる飛来延期で悪天候では飛行ができないことを証明したオスプレイが、政府の説明する南西諸島防衛、災害救助に使えるとは全く思えない。目的の不明な兵器に既に三千六百億円超が費やされ、当面二十年で維持管理費を含めた総額約六千七百億円もの血税がつぎ込まれることを納税者は納得しない。それに加え、木更津基地では二〇一七年よりスタートした日米オスプレイの定期整備拠点機能が、大幅に強化されようとしている。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、木更津基地への陸上自衛隊オスプレイ暫定配備を撤回すること。
二、木更津基地での日米オスプレイの整備を中止すること。
三、千葉県内の上空でオスプレイを飛行させないこと。
四、県内の米軍及び自衛隊基地でのオスプレイを使った訓練を行わないこと。
五、日本のどこにもオスプレイの配備・訓練を行わないこと。

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