請願

 

第210回国会 請願の要旨

新件番号 429 件名 横田基地配備の特殊作戦機CV22オスプレイ、C130J輸送機による低空飛行訓練・旋回飛行訓練の中止及びCV22オスプレイの十機配備計画の撤回に関する請願
要旨  二〇一八年、横田基地に米空軍特殊作戦機CV22オスプレイが配備され、昼夜を問わず激しい訓練飛行が繰り返されるようになった。それに合わせるかのように、常駐機C130輸送機の訓練も激しさを増し、頭上で超低空・急旋回飛行を繰り返すようになった。地元住民の苦情は各自治体や横田防衛事務所などに届けられているが、そうしたことに考慮が払われることはなく、米軍機の低空飛行訓練は激しさを増し、それは横田基地周辺にとどまらず沖縄から北海道まで全国に広がっている。米軍の戦争のための訓練が平穏な暮らしを脅かしている。その中で取り分け許し難いことは、この訓練が住宅密集地上空で繰り返されており、その下には学校や保育園、病院、多くの公園や公共施設があり、もし事故が発生したら大惨事になりかねないことである。CV22オスプレイは、欠陥機と指摘され事故を多発し、住民の不安を大きくしている。そうした中、昨年七月には二〇二四年までに追加配備するとしている五機のうちの一機がいきなり持ち込まれ、現在は六機に増え事故の危険が増大した。基地内では、十機配備受入れのための工事が着々と進んでいる。二〇二四年までに十機にするなど到底許されることではない。C130J輸送機も特殊作戦機能を持つようになり、急旋回し敵の追尾攻撃をかわすような訓練が繰り返され、落下するのではないかというおそれさえ感じさせる訓練がなされている。危険な米軍機による低空飛行・旋回飛行訓練を今すぐやめることを求める。同時に、訓練の一層の激化と危険性を更に大きくする十機への追加配備計画を撤回することを強く求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、米軍機による危険な低空飛行・旋回飛行訓練を今すぐやめること及び、横田基地へのCV22オスプレイの十機配備計画を撤回すること。

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