請願

 

第210回国会 請願の要旨

新件番号 415 件名 東京・横田基地へのCV22オスプレイ配備撤回と全ての飛行・訓練の中止に関する請願
要旨  二〇一八年十月、東京の横田基地に米空軍の特殊作戦機であるCV22オスプレイ五機が正式配備された。CV22オスプレイは、暗殺や拉致、拠点破壊などの特殊作戦を担う特殊作戦部隊を敵地まで運ぶため、低空飛行や夜間訓練を行う。こうした訓練は墜落や事故につながる危険な訓練であり、CV22は海兵隊が使用しているMV22オスプレイよりも事故率が高くなっている。沖縄では、MV22が訓練中に墜落したり、小学校の校庭に窓が落下するなど重大事故が起こり、飛行停止を求める声も上がっている。横田基地の三キロメートル圏内には小・中学校だけでも三十校以上もあり、周辺には約五十一万人が暮らしている。今後、危険な訓練がますます多くなる。また、騒音もひどく、低周波など人体に影響を及ぼす耳には聞こえない振動もまき散らしている。MV22が訓練している沖縄県の伊江島では、牧畜の牛が流産するなどの被害が出ている。騒音をまき散らし、安全を脅かすCV22の配備と訓練は認められない。また、他国を襲撃する特殊作戦部隊の出撃拠点にさせてもならない。横田基地にも、普天間基地にも、オスプレイは日本のどこにも要らない。CV22オスプレイの配備撤回と全ての飛行・訓練中止を求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、東京・横田基地へのCV22オスプレイの配備を撤回すること。
二、夜間・低空飛行など危険なオスプレイの飛行・訓練を中止すること。

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