請願

 

第210回国会 請願の要旨

新件番号 26 件名 憲法改悪を許さないことに関する請願
要旨  行き詰まって相次いで政権を投げ出した安倍・菅政権を引き継いだ岸田文雄政権は、二〇二一年の衆議院総選挙で改憲発議に必要な三分の二の議席を手に入れた。岸田首相は中国や北朝鮮を念頭に違憲の敵基地攻撃能力の保有を唱え、歴代政権が辛うじて維持してきた防衛費の対GDP比一%以内の原則をも放棄して二%以上を主張するなど、米国を始め欧米諸国との軍事同盟を強化し、戦争する国づくりを進め、アジアの緊張を高めている。しかし、この道の歯止めになるのが憲法第九条など日本国憲法の理念である。改憲派は、第九条に自衛隊を書き込むこと、緊急事態条項を創設することなどを内容とする自民党改憲四項目案をベースにして、国会の憲法審査会での改憲案づくりを急ごうとしている。国会が改憲の発議をすることを許さず、全ての戦争に反対し、憲法をいかし、平和と民主主義、人権、環境、暮らし・医療・公衆衛生向上などを実現する政治を求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、自民党が提唱する憲法第九条に自衛隊を書き込むことなどの改憲四項目に反対すること。
二、憲法をいかし、平和と民主主義、人権、環境、暮らし・医療・公衆衛生などの向上を実現する政治を行うこと。

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