請願

 

第208回国会 請願の要旨

新件番号 2737 件名 日本軍慰安婦問題の真の解決を行うことに関する請願
要旨  日本軍慰安婦問題は、日本が侵略戦争と植民地支配の下でアジアの女性たちを強制的に連行し、性奴隷とした戦争犯罪であり、重大な人権侵害である。被害者が高齢化する中、日本政府が一刻も早く解決を迫られている待ったなしの問題である。核兵器禁止条約の発効など平和な世界を求める新しい動きの中で、軍事で敵対をあおるのではなく、歴史の事実を直視し、その反省の上にできた憲法第九条に基づく平和外交こそが求められている。国連女性差別撤廃委員会を始め国連や国際機関は、日本政府に繰り返し問題解決を勧告し、責任を問い続けている。世界では植民地支配の責任を問い直す動きも広がる中、日本政府は、従軍慰安婦の用語は不適切との閣議決定を行い、教科書の記述が変更されるなど歴史の事実を否定し、問題の解決に背を向けている。日本政府は、被害者自身と韓国社会・国際社会に受け入れられる真の解決へ、今こそ踏み出すべきである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、被害者への公式謝罪、賠償、教育など「慰安婦」問題の真の解決を行うこと。

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