請願

 

第208回国会 請願の要旨

新件番号 1705 件名 憲法を暮らしにいかし改憲をさせないことに関する請願
要旨  自民・公明政権は、コロナは緊急事態だから憲法に緊急事態条項を創設するとし、二〇二一年四月の日米首脳会談では、台湾海峡などでの紛争に対して自衛隊が関わることを宣言した。その際政府は、集団的自衛権の行使を認めた安保法制を適用できると答弁している。あわせて政府は、史上最大の軍事予算を更に増やし敵基地攻撃の検討まで進めるなど、日本が海外で武力行使に乗り出す危険性が大きくなっている。つまり、憲法第九条を変える自民党の狙いは、こうした戦争する国づくりへの道を自由に進めることにある。今、大切なことは、全て国民は個人として尊重され、生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利(第十三条、個人の尊重・幸福追求権・公共の福祉)や、全て国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利(第二十五条、生存権・国の社会的使命)などを守り、憲法が明言している政治を行うことである。今こそ、全ての国民の平和と人権、生活の向上のため、憲法を守り、いかすことを求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、自民党が進める憲法第九条などの改憲発議に反対すること。
二、憲法を守りいかし、全ての国民が人間らしく生き、働き、安心して暮らせる社会を実現すること。

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