請願

 

第208回国会 請願の要旨

新件番号 1399 件名 外国籍元BC級戦犯者と遺族に対する立法措置に関する請願
要旨  韓国・朝鮮人、台湾人元BC級戦犯者は、第二次大戦のさなか日本軍に動員され、戦後の連合国による軍事裁判でBC級戦犯として有罪判決を受けた。日本人として軍に動員され、日本人として裁かれ、サンフランシスコ講和条約発効後もなお日本人戦犯としての刑が続いた。一部は死刑に処せられ、日本の戦争犯罪のために命をささげた。幸いにして生還した者も、巣鴨プリズンから釈放されると同時に今度は外国人(第三国人)として扱われ、一切の補償・援護の対象外とされてきた。韓国・朝鮮人、台湾人元BC級戦犯者はそれぞれ互助組織を結成し、約半世紀以上にわたって日本政府に対し名誉回復と補償措置を求めて働きかけを続けてきた。裁判所にも訴え、東京地裁・高裁・最高裁から立法措置を促す付言判決が出されている。戦後七十六年が過ぎ、生存する当事者はごく僅かになった。当事者が存命中に歴史の不条理を正し、当事者・遺族の名誉回復を図ることが強く望まれる。半世紀以上もの長い間、解決を訴えてきた元戦犯者とその遺族の声に耳を傾け、一日も早く立法措置がなされるよう求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、外国籍元BC級戦犯者とその遺族に対する立法措置を行うこと。

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