請願

 

第208回国会 請願の要旨

新件番号 713 件名 湿布薬の処方枚数制限の撤回等に関する請願
要旨  現在、湿布薬については一処方につき七十枚までという制限が設けられている。理由を書けば七十枚を超える処方も可能だが、現場では事実上湿布薬七十枚制限が課されている。二〇二二年度の改定率が示された厚生労働省「診療報酬改定について」では、湿布薬の処方の適正化が明記されており、改革を着実に進めるとされている。中央社会保険医療協議会の議論では、支払側から一回三十五枚までを原則とすることが提案されており、処方制限を更に進めようとしている。二〇一六年に湿布薬七十枚制限が導入される際にも、医師の裁量権と患者の必要な医療を受ける権利を侵害するものとして反対した。今回の処方制限の強化も絶対に許すわけにはいかない。
 ついては、患者が安心して療養できる医療制度づくりを推進するため、次の事項について実現を図られたい。

一、湿布薬の「一回の処方枚数」にこれ以上の制限を設けないこと。
二、現在設けられている湿布薬の「一回の処方枚数」制限は撤廃すること。

一覧に戻る