請願

 

第208回国会 請願の要旨

新件番号 480 件名 「こども家庭庁」の名称を「こども庁」にすることを求めることに関する請願
要旨  常人とは懸け離れた思考を持ち、常識では測れないような大人でも、子供を産み、家庭を持てば親となることができる現状がある。よって、家庭を支援すれば児童虐待を防ぐことができると考えるのは危険であり、逆に救える命を救えなくしてしまう。子供は人権を持った一人の人間であり、家庭の附属物ではない。家庭と子供は明確に分けて考えるべきであり、そうすることで適切な支援を家庭と子供のどちらにも行うことができる。また、言葉というものは人間の無意識に働きかけるものであり、こども家庭庁という呼び名は、正に子供と家庭を同一に扱う響きを持ち、子供を家庭の附属物として人々に印象付けてしまう。子供と家庭を切り離し、こども庁とすることで人々の意識が子供一人一人に向かい、子供の問題と家庭の問題、その二つを切り離して考えることができるようになる。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、「こども家庭庁」の名称を「こども庁」とすること。
二、子供と家庭の支援を切り分けること。
三、二のために「こども庁」の設置に当たっては、子どもの権利条約第一条(定義)「この条約の適用上、児童とは、十八歳未満のすべての者をいう。ただし、当該児童で、その者に適用される法律によりより早く成年に達したものを除く。」に基づくこと、及び子ども・若者育成支援推進法が対象とする者の対応とするよう所管事務を整備すること。

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