請願

 

第208回国会 請願の要旨

新件番号 262 件名 政策評価法及び二対一ルール導入に関する請願
要旨  日本の規制の数は年々増加している。しかし、時勢に合わない過去の規制は中小企業の新規事業や新たな産業の勃興、ひいては経済成長の妨げとなっている。社会経済情勢の変化に基づき、政策を積極的に見直す目的として政策評価法が制定されているものの、有名無実化している。その原因として、政策評価法では効果の期限が定められないこと、また、各規制の合理的根拠に基づいた影響分析が実施されていないことが挙げられる。この現状を打破するため、政策評価法に期限を設け、規制コスト計算と影響分析を行い、規制を評価することを求める。加えて、既に効力を失った規制を廃止するきっかけとして、欧米の標準的政策、いわゆる二対一ルール(規制の総量コストを算出した上で、新たな規制コストの総量の倍以上に不要と判断される規制コストの総量を削減する規制緩和政策)を導入することを求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、政策評価法に求められる、評価書の作成及びその結果を反映した政策企画立案に期限を定めること。
二、政策評価法に合理的根拠に基づいた影響分析を導入すること。
三、一、二を踏まえ、いわゆる「二対一ルール」を導入すること。

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