請願

 

第208回国会 請願の要旨

新件番号 15 件名 保険でより良い歯科医療を求めることに関する請願
要旨  歯科医療は、感染症の予防、基礎疾患のある患者の重症化予防など全身の健康にとっても重要であると指摘されている。しかし、新型コロナ感染へのおそれや不安・コロナ解雇などによる生活困窮のために歯科医療機関への受診控えが進み、患者・国民の口の中の状況は悪化している。今こそ、全ての国民が安心して受診できる政策が求められている。「お金の心配をしないで歯科治療を受けたい」「丈夫で違和感の少ない入れ歯や自然の歯の色に近いかぶせ物などを保険適用してほしい」という患者・国民の要求は切実である。歯科医療機関では、以前から感染症防止対策を徹底しているが、現在の感染拡大下では、これまで以上の対策が求められている。しかし、現在の低い診療報酬体系では、医院経営はより厳しいものとなっている。また、入れ歯やかぶせ物を製作する歯科技工士や口の中のケアを担う歯科衛生士の評価も低く抑えられている。
 ついては、感染症予防のためにも地域で患者・国民が安心して歯科治療を受けられるよう、次の事項について実現を図られたい。

一、お金の心配をせず、安心して歯科医療が受けられるよう、窓口負担割合を下げること。
二、健康保険で受けられる歯科治療の範囲を広げること。
三、歯科医療の充実に必要な国の予算を増やすこと。

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