請願

 

第208回国会 請願の内閣処理経過

件名 ゆとりとやりがいのある保育現場の創出等に関する請願
新件番号 1093 所管省庁 厚生労働省 内閣処理経過受領年月日 R4.12.9
処理要領 一 保育所等の職員が新型コロナウイルス感染症対策の徹底を図りながら事業を継続的に実施していくために必要な経費(かかり増し経費等)のほか、感染防止を図るために必要な衛生用品の購入等の経費について補助を行うことにより、新型コロナウイルス感染拡大防止対策の体制強化について支援している。
二 保育士等の人員配置については、子ども・子育て支援新制度において、消費税財源を活用し、三歳児に対する保育士等の配置を二十対一から十五対一に引き上げる保育所等に対する公定価格上の加算を設けたところである。さらに、一歳児に対する保育士等の配置を六対一から五対一へ引き上げること、四歳児及び五歳児に対する保育士等の配置を三十対一から二十五対一へ引き上げることについても必要な財源を確保して取り組むこととしており、引き続き、必要な財源の確保に努めてまいりたい。
  調理員の人員配置については、保育所等の利用定員の区分ごとに、経営実態に応じた公定価格を設定することとしており、現在の公定価格は、「令和元年度幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査」の結果等を踏まえて検討した上で設定しており、令和二年度より適用を開始したところである。引き続き、保育所等の経営実態等を踏まえた公定価格の設定に努めてまいりたい。
  また、保育士の勤務環境の改善のため、保育士の業務を補助する者の雇上げ支援や、保育に関する計画及び記録の作成等の業務のICT化に係る支援等の取組を行っているところである。
  社会福祉施設職員等退職手当共済制度については、令和二年十二月にとりまとめた「新子育て安心プラン」において、令和三年度から令和六年度末までの四年間で約十四万人分の保育の受け皿を整備することとしていることから、保育所等に対する公費助成を一旦継続しつつ、公費助成の在り方について、他の経営主体とのイコールフッティングの観点等も踏まえて、更に検討を加え、令和六年度末までに改めて結論を得ることとしている。

一覧に戻る