請願

 

第204回国会 請願の要旨

新件番号 2663 件名 明文改憲に反対することに関する請願
要旨  憲法審査会で明文改憲に向けての審議を始めようという動きに、大きな危惧を抱いている。自民党は、第九条に自衛隊を明記する案や緊急事態条項を新設する案などを表明しているが、こうした改憲案には反対である。憲法に自衛隊を明記すれば、戦争放棄、戦力不保持の第九条は実質的に破棄されてしまう。憲法に必要な自衛の措置が採れると明記されれば、国は無制限に戦争ができることになる。憲法に緊急事態条項を新設すれば、首相の宣言で憲法停止も可能になり、あらゆる個人の権利が奪われる。戦争のための独裁体制を再びつくってはならないと、戦後の憲法では緊急事態条項をあえて入れなかった。このような憲法改悪には絶対反対であり、憲法審査会での改憲案の審議と国会発議に反対する。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、憲法への「自衛隊」明記と「緊急事態」新設をしないこと。

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