請願

 

第204回国会 請願の要旨

新件番号 2477 件名 子供も先生も笑顔で学べる学校にするため、一学級につき二十人以下の少人数学級の実現、特別支援学級在籍児童の通常学級での在籍数カウント、小規模校の統廃合の見直し及び存続を求めることに関する請願
要旨  新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、各自治体で十五人から二十人程度の少人数学級による分散登校が行われた。通常、小学校一・二年生は三十五人、三年生から中学生までは四十人を上限とする学級編制となっている。ただし、この人数には特別支援学級に在籍している子供たちの数はカウントされないため、実際には上限を超える人数で学級が編制されていることも多い。このような状態の中、新型コロナウイルスの更なる感染拡大が起きたり、また別の感染症が流行したりした際には再び分散登校を余儀なくされる。しかし、今回の分散登校における少人数での学級編制においては、様々なメリットを確認することができた。そこで、今後の感染対策も踏まえ、また子供たちの学習環境をより安心・安全なものとし、より豊かな学びにしていくためにも、通常から特別支援学級在籍の子供たちもカウント数に入れての二十人以下の少人数学級の実施を求める。また、現在、統廃合の対象になっているような小規模校では、分散登校をする必要なく子供たちの学びを保障し続けることができた。小規模校であるがゆえのメリットや強み、地域での役割を改めて考え、小規模校の存続も強く望むとともに、全ての子供が少人数学級の利益を受け取ることができるよう、公立だけでなく私立においても少人数学級の実現を求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、公立、私立ともに、一学級につき二十人以下の少人数学級を実現すること。
二、特別支援学級在籍児童の通常学級での在籍数カウントを行うこと。
三、小規模校の統廃合の見直し及び存続を行うこと。
(学級人数については至急の人数緩和が必要なため、今すぐ三十人以下にすること。)

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