請願

 

第204回国会 請願の要旨

新件番号 1731 件名 夫婦・親子同姓の維持に関する請願
要旨  選択的夫婦別姓制度は、必然的に親子別姓・兄弟別姓をもたらす。子供たちが受ける悪影響は計り知れない。社会の基盤である家族の在り方にも重大な問題を引き起こす。平成二十九年の内閣府の世論調査では、別姓は子供にとって好ましくないという声は六二・六%にも上がっている。同姓(通称使用を含む)を名乗るのが良いという考え方が五三・七%、別姓導入賛成は四二・五%と意見が分かれており、しかも実際に別姓を積極的に希望する者は、調査全体の八・四%にすぎない。このように、夫婦別姓導入は、国民世論の賛同を得ているとは到底言えない。家族のきずなや一体感を深め、社会秩序の安定性を保つには、政府の策定した第五次男女共同参画基本計画に基づき、夫婦・親子同姓を維持しつつ、「婚姻により改姓した人が不便さや不利益を感じることのないよう」に「引き続き旧姓の通称使用の拡大やその周知に取り組む」ことが重要である。
 ついては、次の措置を採られたい。

一、政府の策定した「第五次男女共同参画基本計画」に基づき、家族の一体感、子供への影響や最善の利益を考慮し、夫婦・親子同姓制度を維持すること。

一覧に戻る