請願

 

第204回国会 請願の要旨

新件番号 1257 件名 プラごみ削減、気候危機への対策に関する請願
要旨  地球温暖化の影響で、日本でも命を脅かすほどの酷暑、記録的豪雨や巨大台風の来襲で甚大な災害が頻発する非常事態となっている。日本も締結国となっているパリ協定は、最新の科学的知見から、産業革命前と比べ世界の平均気温上昇をできれば一・五度に抑えることを目指している。世界の平均気温は既に約一度上昇しており、科学者は早ければ二〇三〇年には一・五度上昇し、生態系への影響が深刻な状況となり、二度上昇すれば動植物の絶滅の危険性は一気に跳ね上がると厳しく警告している。現在のペースで温室効果ガスを排出し続ければ、今世紀末までに最大四度上昇する可能性も指摘され、温暖化対策の抜本的強化は待ったなしである。世界でも有数の温室効果ガス排出国である日本が、パリ協定に見合った削減目標も対策も打ち出さず、石炭火力発電所を更に増設しようとしていることは許されない。気候危機への対策強化を求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、使い捨てプラスチックは使用禁止を目指し、期限を持って大幅削減に取り組むこと。一般家庭からの使用済みペットボトルの回収とリサイクルは製造・販売者の責任で行わせること。
二、二〇五〇年までに温室効果ガス排出実質ゼロを掲げ、二〇三〇年までに五〇%以上削減する(一九九〇年比)目標を国内外に公約すること。

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