請願

 

第204回国会 請願の要旨

新件番号 956 件名 保険でより良い歯科医療を求めることに関する請願
要旨  口の中を健康に保つことは、全身の健康と深く関係する。歯科医療は糖尿病など生活習慣病の改善や認知症予防などにつながり、ますます重要になっている。しかし、経済的理由により早期受診が困難であったり、治療の中断が増加するなど、子供から高齢者まで口腔(こうくう)状況の悪化や口腔崩壊とも言える深刻な実態がある。さらに、歯科では丈夫で違和感の少ない金属床の入れ歯や自然の歯の色に近いかぶせ物などまだまだ保険外の物が多く、保険の利く範囲は制限されている。また、国が定める保険診療の報酬が低く設定されているため、歯科医療機関の経営は逼迫(ひっぱく)している。「お金の心配をしないで歯科治療を受けたい」「保険の利く歯科治療を増やしてほしい」という患者・国民の願いに応えるには、歯科医療の充実に必要な費用を国の責任で確保していくことが必要である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、お金の心配をせず、歯科治療が受けられるよう、窓口負担割合を引き下げること。
二、保険の利く歯科治療を増やすこと。
三、歯科医療の充実に必要な費用は、国の責任で確保すること。

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