請願

 

第204回国会 請願の要旨

新件番号 69 件名 新型コロナウイルス感染症から子供を守り学ぶ権利を保障するために少人数学級を求めることに関する請願
要旨  新型コロナウイルス感染拡大により、世界ではパンデミック状態が続いており、日本でも感染拡大が進行している。政府により三密を避ける新しい生活様式が推奨されているが、学校では、現在小学一年生のみが上限三十五人学級で、他の学年は上限四十人学級である。これでは、子供たちをコロナ感染から守ることは困難である。二〇二〇年三月からの学校休校を経て、同年五月には分散登校が実施された。この中で、多くの子供や教職員が少人数の良さを体験することができ、少人数学級を求める声が上がった。全国知事会、市町村長会、小中高校長会等からも少人数学級を求める声が上がり、少人数学級の実現は国民的合意になっている。宮崎県においても、自治体として小学一年生と小学二年生は上限三十人、中学一年生は上限三十五人学級にしており、国の制度としての少人数学級制が確立されることを望む。
 ついては、次の措置を採られたい。

一、小学二年生~中学三年生の全学年で、法改正により直ちに上限三十五人学級とすること。
二、新型コロナウイルス感染防止のため、二十人以下学級を展望した少人数学級を進めること。
三、特別支援学級の学級編制標準を六人とすること。
四、小学校の複式学級の学級編制標準を十四人とすること。(小学一年生を含む場合は、八人)
五、オンライン授業に過度に頼ることなく、人間的な触れ合いの下で子供の成長発達の権利を保障する、教育環境の整備を図ること。

一覧に戻る