請願

 

第204回国会 請願の要旨

新件番号 14 件名 二〇二一年度年金額改定では減額しないことに関する請願
要旨  今、コロナ禍により国民の命と健康、暮らし、教育や文化などの生活基盤が脅かされている。深刻な消費不況と経済活動の低下による失業者の増加や倒産が相次いでいる。政府が六十兆円に及ぶ経済的支援に取り組んでいるものの予断を許さない。一方、年金は、支給額を自動的に減らすマクロ経済スライド制度や削減を翌年度以降に繰り越す制度などにより、八年間で実質六・四%も引き下げられた。加えて、来年度からは、物価と賃金のどちらか低い方の変動率に合わせて年金額を改定するルールが実施され、毎年のように減額、目減りする。現在、年金を頼りに生計を維持している国民は四千万人いる。コロナ禍の下での年金減額は、経済的な困難さを増し、生存権を脅かす。また、冷え切った日本経済を立て直すためには、国民の購買力の維持・増進が必要である。そのために、二〇二一年度の年金額改定では、これらの諸制度を適用せず、年金支給額を減額しないことを求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、二〇二一年度年金額改定では減額しないこと。

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