請願

 

第203回国会 請願の要旨

新件番号 325 件名 憲法九条の改悪反対に関する請願
要旨  日本国憲法は、日本国民とアジアの人々におびただしい惨禍と犠牲を強いた侵略戦争への痛苦の教訓に立って、主権在民、恒久平和、基本的人権、国権の最高機関としての国会の地位、地方自治など民主政治の柱となる平和的民主的な条項を定めている。取り分け武力行使の永久放棄や戦力不保持を明記する第九条は、世界に誇るべき平和の原則である。ところが、小泉純一郎首相(当時)はこの憲法を改悪するため、自民党の憲法改正試案をまとめるよう指示し、これを受けて自民党は改憲の手続となる国民投票法案を提出し、成立させた。現職の首相が期日を設けて改憲案の取りまとめを指示したのは、歴史上初めてのことである。国民の「二度と他国を侵略すべきでない」との思いは強く、世論調査でも憲法第九条を支持する人が多数を占めている。今、日本がなすべきことは、先駆的な憲法の平和原則を日本と世界の平和に役立てることである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、憲法第九条の改悪に反対すること。

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