請願

 

第203回国会 請願の要旨

新件番号 117 件名 子どものための予算を大幅に増やし、国の責任で安全・安心な保育・学童保育の実現を求めることに関する請願
要旨  保育・学童保育は、誰もが安心して子供を産み育て、働ける社会を実現するために不可欠な社会資源であり、コロナ禍によって、その重要性や必要性は一層明らかになった。また、コロナ禍の下で支援を必要とする世帯が増え、新たな保育需要の増大も見込まれており、その対応も待ったなしの状況にある。一方で、コロナ感染への対処や、各地で頻発する地震や豪雨などでの経験を踏まえると、現在の保育の環境・条件は余りに貧しいことが浮き彫りになった。子供には豊かな保育を受ける権利がある。どのような状況にあっても、安全・安心で質の高い保育を格差なく保障するためには、子供のための基準の引上げ、保育環境整備、保育労働者の処遇改善は緊急の課題である。保育・学童保育の財源保障と条件整備は、国と自治体の責任である。これらを実現するために、必要な予算措置、制度の改善・拡充など国の対応を求める。
 ついては、次の措置を採られたい。

一、保育・学童保育で働く職員の賃金を、専門職にふさわしく改善すること。
二、全ての子供が等しく質の高い保育を無償で受けられるようにすること。

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