請願

 

第203回国会 請願の要旨

新件番号 25 件名 改憲発議に反対することに関する請願
要旨  二〇一九年七月の参議院選挙では、改憲に賛成する勢力が三分の二を割った。有権者は、当時の安倍首相に憲法第九十六条の規定による改憲発議が可能な勢力を与えなかった。このとき、民意が改憲について論議すべきという意思を表明したなどと全く事実に反する強弁をしていた安倍氏は、二〇二〇年九月十六日、安倍改憲に反対するごうごうたる世論と運動の前に病気を理由に辞任し、改憲を果たせなかった。政治が果たすべき課題は、コロナ対策を始め山積している。世論の多くは改憲など望んでいない。菅首相が継承した安倍改憲は、日本の軍事大国化を更に進め、戦争をする国に変えようと狙うものである。もし第九条を始めとする自民党改憲四項目による改憲が実現すれば、日本は米国と共に世界各地での戦争や紛争に介入・参加していくことになる。事態は緊急である。国会が改憲の発議をすることも、敵基地攻撃能力の保有などという憲法に反する解釈も許さず、全ての市民の平和と人権、生活の向上のため、憲法を守り、いかすことを求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、安倍前首相らが進める憲法第九条などの改憲発議に反対すること。
二、憲法をいかし、平和・人権・民主主義、生活の向上が実現する社会にすること。

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