請願

 

第203回国会 請願の要旨

新件番号 19 件名 社会保障制度改革に関する請願
要旨  我が国は、超高齢社会・人口減少社会となったが、長生きして良かったと実感できる活力ある長寿社会の実現が急務となっている。誰もが安心できる社会保障制度の構築、公務員が心置きなく職務に専念し、国家・社会の繁栄に貢献できる公務員制度の確立及び両制度が後世に向けて継続、発展することを希求する。
 ついては、社会保障制度の改革に当たっては、我が国の少子高齢社会の進展並びに年金制度、特に高齢者の年金が国の経済、特に地方経済を下支えしている現状に鑑み、次の事項について実現を図られたい。

一、公的年金を含む社会保障給付費の財源は、安定した雇用と着実な経済成長による税収及び各種保険料収入の増加等により確保すること。
二、超高齢社会・人口減少社会で、労働力人口を確保するためには、六十五歳定年制の実現、健康で働く意欲のある高齢者及び女性・子育て世代等が安心して働きやすい環境整備に努めること。
三、現役世代との公的年金の給付水準比較に当たっては、現役世代と同様に各種保険料等を年金から控除するとともに単身高齢世帯の増加にも留意して実施すること。
四、医療・介護保険制度の改革に当たっては、年金生活者の負担が過重にならないよう慎重に行うこと。特に後期高齢者医療の窓口負担は、原則一割負担を堅持すること。

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