請願

 

第203回国会 請願の内閣処理経過

件名 全ての世代が将来にわたって信頼できる年金・医療・介護等の社会保障制度の確立に関する請願
新件番号 340 所管省庁 厚生労働省 内閣処理経過受領年月日 R3.5.31
処理要領 一 政府としては、少子高齢化が急速に進行する中で、社会の担い手を増やし、現役世代の負担上昇を抑えながら、全ての世代の方々が安心できる社会保障制度を構築することが必要と考えている。令和二年十二月に閣議決定した「全世代型社会保障改革の方針」には、後期高齢者の医療費の窓口負担割合の見直し等の医療制度改革や、不妊治療の保険適用、待機児童の解消や男性の育児休業の取得促進といった少子化対策等が盛り込まれており、第二百四回通常国会においても、この方針を踏まえて関連法案を提出した。
  また、政府においては、持続可能な社会保障制度の構築と財政健全化を達成するため、消費税率の引上げによる増収分を社会保障の充実・安定化に充てるとともに、その重点化・効率化にも取り組んできたところ。全ての世代の方々が安心できる社会保障制度を確立するため、引き続き不断の検討を進める。
二 女性や高齢者をはじめ誰もが社会の構成員として活躍できる「一億総活躍社会」の実現を進め、全ての世代の方々が安心できる全世代型社会保障への転換を図っていくことが必要と考えている。
  そのため、女性の就労意欲を支援する環境整備については、令和元年五月に成立した女性の職業生活における活躍の推進に関する法律等の一部を改正する法律(令和元年法律第二十四号)において、事業主に対し女性活躍の推進に関する計画的な取組を広く促すため、管理職比率等の自社の課題に基づいた目標等を定める一般事業主行動計画の策定義務付けの対象を拡大することとしたところである。
  また、子育て世代の労働者が、仕事と子育てを両立できるよう、育児休業等の両立支援制度の定着促進を図るなど、様々な取組を総合的に進めている。
  若者の就労支援については、新規学卒者等の方々に対しては新卒応援ハローワーク、フリーターの方々に対してはわかものハローワーク等において、担当者制による職業相談等、個々のニーズに即したきめ細かな就職支援を実施している。

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