請願

 

第203回国会 請願の内閣処理経過

件名 北方領土返還促進に関する請願
新件番号 130 所管省庁 外務省 内閣処理経過受領年月日 R3.5.31
処理要領  北方領土問題については、これまで戦後七十年以上にわたり議論されてきたが、いまだにこの問題が解決されていないことは誠に遺憾である。
 政府としては、領土問題を解決して平和条約を締結するとの基本方針の下、ロシア連邦政府との間で精力的に交渉を行ってきたところである。
 令和二年九月の日露首脳電話会談において、菅総理とプーチン・ロシア連邦大統領は、安倍前総理とプーチン大統領が平成三十年十一月のシンガポールでの首脳会談で「一九五六年宣言を基礎として平和条約交渉を加速させる」ことで合意したことを改めて確認した。また、令和二年十月の日露外相電話会談において、茂木外務大臣とラヴロフ・ロシア連邦外務大臣は、平和条約交渉、航空機墓参を含む四島交流等事業、北方四島における共同経済活動、経済、人的交流等様々な分野での日露間の協議や協力について前進を図るべく、引き続き外相レベルでも率直に議論を重ねていくことで一致した。
 政府としては、今後とも政治対話を重ねつつ、幅広い分野で日露関係全体を国益に資するよう発展させていく。その中で、北方領土問題について、次の世代に先送りすることなく終止符を打つべく、領土問題を解決して平和条約を締結するとの方針に基づき、引き続き、粘り強く交渉に取り組んでいく考えである。

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