新件番号 | 1387 | 件名 | 精神障害者保健福祉手帳所持者を交通運賃減額制度の対象とすること等に関する請願 |
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要旨 | てんかんは、あらゆる年齢で発病する脳の病気であり、百人に一人、全国に百万人の患者がいる。早期診断・治療により七〇%以上の人が発作のない生活を送ることができる。しかし、てんかんの専門診療が全国どこでも受けられるわけではない。てんかんの発作は、一瞬手足がピクンとしたり、短時間意識がなくなったり、全身けいれんまで様々な症状がある。また、発作だけでなく知的障害、精神障害や身体障害など合併障害の人も多くいる。障害者差別解消法が施行されたにもかかわらず、学校行事への参加制限、職場での配置転換や解雇、交通運賃割引制度の対象外など不利益事例が数多く報告されており、てんかんに対する正しい理解と多様な支援が求められている。 ついては、てんかんのある人とその家族が安心して暮らせる社会の実現のため、次の措置を採られたい。 一、交通に関しては、 1 交通運賃減額制度に精神障害者保健福祉手帳も対象とすること。 (一)全ての、鉄道、バス、航空機、船舶の運賃と高速道路料金の減額制度に、精神障害者保健福祉手帳所持者も対象となるよう促進すること。障害者差別解消法の理念にも反する。 2 交通安全に向けた先端技術の提供を推進すること。 (一)安心して交通機関を利用できるよう、ホームドアの付設、案内人の配置、休憩所の整備を全国に推進すること。 (二)安心して運転できる自動車の開発を推進すること。 |