請願

 

第201回国会 請願の要旨

新件番号 1307 件名 医療・介護の負担増の中止に関する請願
要旨  消費税率の一〇%への引上げと景気の悪化、医療・介護の保険料の上昇などが、今、家計を強く圧迫している。年金の受取額の抑制で、高齢者を中心に将来の生活への不安が広がっている。こうした中、政府は全世代型社会保障などと称して、あらゆる世代で更なる医療や介護の負担増と給付抑制を検討している。医療費の窓口負担や介護利用料の引上げ、保険の効く範囲を狭めることは、医療・介護を受けられない人を増やし、国民の健康を脅かす。医療や介護の財源について言うならば、患者・利用者の負担を増やすのではなく、大企業や富裕層に応分の負担をしてもらうことで確保すべきである。
 ついては、全ての人が安心して医療と介護が受けられるよう、患者・利用者の負担軽減とともに、次の事項について実現を図られたい。

一、医療の患者負担を増やさないこと。
 1 七十五歳以上の窓口負担の原則一割から二割への引上げはしないこと。
 2 花粉症治療薬、痛み止め、漢方薬など、市販品のある薬の保険外しをしないこと。
 3 受診するたびに定額(百円または五百円)を窓口負担に上乗せしないこと。
二、介護の利用者負担を増やさないこと。

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