請願

 

第201回国会 請願の要旨

新件番号 1306 件名 国の責任で、みんなが安心できる年金制度とすることに関する請願
要旨  政府は年金制度を百年安心とし、年金カット法を実施した。この結果、年金は下がり続けている。こうした中で、金融庁は年金だけでは老後の生活資金が二千万円も不足するという報告書を出したが、金融担当大臣がこの受取を拒否し、国民の大きな怒りを招いている。四十年間保険料を払い続けても、基礎年金(国民年金)の給付は月六万五千八円にしかならず、憲法第二十五条の「健康で文化的な最低限度の生活」には程遠いものである。格差と貧困が広がる中、今ほど生活できる年金制度にすることが求められるときはない。この財源は、大企業に中小企業並みの税負担と富裕層に応分の負担を求めれば実現できる。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、年金を引き下げる「マクロ経済スライド」を中止すること。
二、年金を大幅に引き上げ、憲法第二十五条の「健康で文化的」な生活ができる年金にすること。
三、二百兆円の年金積立金は株式運用に使わず、年金引上げに充てること。

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