請願

 

第201回国会 請願の要旨

新件番号 1034 件名 不公平税制を正し、税金の使い方を見直し、社会保障財源を増額することに関する請願
要旨  政府は、二〇一二年の社会保障制度改革推進法の成立以降、社会保障の抑制を続けている。そして、社会保障を家族相互、住民間の助け合いの制度として国の責任を後景に押しやり、お金のあるなしで差別する制度につくり変えている。さらに、全世代型社会保障の名の下に全世代に対する給付抑制と負担増を進めようとしている。国民の中に生活不安が広がり、暮らしはますます厳しくなっている。命を失う事例も報告されている。格差と貧困の拡大は社会問題となっており、それを助長する不平等な政策は直ちに中止すべきである。国民の願いは、社会保障制度の改善と充実である。貧困を解消し、若者も高齢者も誰もが安心して生き続けられる社会とするために、今こそ最低保障年金制度、全国一律最低賃金制度を導入するなど、憲法第二十五条に基づいて、全ての人が健康で文化的な生活を営むことができるよう社会保障制度の拡充をすべきである。そのために、現在の不公平な税制を応能負担原則へと正すことにより、財源の確保を求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、税金の集め方として不公平な税制を正し、また税金の使い方として防衛費や大型開発などの税金の使い方を見直して、社会保障予算を大幅に増額すること。

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