請願

 

第201回国会 請願の要旨

新件番号 406 件名 国民健康保険への公費支援を一兆円に増額し、高過ぎる保険料(税)を引き下げることに関する請願
要旨  高過ぎる国民健康保険料(税)が国民を苦しめ、滞納へのペナルティーによって保険証を取り上げられた人が受診が遅れて死亡するなど悲惨な事態が相次いでいる。国保は無職者、年金生活者、非正規雇用労働者など低所得者が多数加入している反面、一人当たりの保険料(税)は、協会けんぽの一・三倍、組合健保の一・七倍に上る。また、国保料(税)には家族人数に応じて負担が増える均等割があり、子育て世帯などでは、国保と協会けんぽの保険料の格差は二倍に広がる。こうした問題を解決するために、全国知事会、全国市長会、全国町村会などの地方団体は、「一兆円の公費投入」など、国の財政支援により国保料(税)を協会けんぽの保険料並みに引き下げることを求めている。高過ぎる国保料(税)を引き下げ、格差を解消することは、国民の暮らしと健康を守り、国保制度の健全な運営と医療保険制度安定のためにも不可欠である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、国保への公費支援を一兆円に増額し、国保料(税)を協会けんぽの保険料並みに引き下げること。
二、国保料(税)を高くする原因となり、子育て世帯などに過酷な負担となっている「均等割」「平等割(世帯割)」を廃止すること。
三、生活に困窮する人の国保料(税)を減免する国の制度をつくること。

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