請願

 

第201回国会 請願の要旨

新件番号 116 件名 改憲発議に反対することに関する請願
要旨  二〇一九年七月の参議院選挙で、安倍晋三首相の改憲に賛成する勢力が三分の二を割った。有権者は、安倍首相に憲法第九十六条の規定による改憲発議が可能な勢力を与えなかった。にもかかわらず安倍首相は、民意が改憲について論議すべきという意思を表明したなどと、全く事実に反する強弁をしている。そして、自らの総裁任期である二〇二一年までの改憲を目指して野党の分断を図り、改憲勢力の再編を狙っている。政治が果たすべき課題は山積している。世論の多くは、安倍首相の下での改憲を望んでいない。安倍首相が改憲に固執するのは、日本の軍事大国化を更に進め、戦争をする国に変えようとの狙いからである。もし第九条を始めとする安倍改憲が実現すれば、日本は米国と共に世界各地での戦争や紛争に介入・参加していくことになる。事態は緊急である。国会が改憲の発議をすることを許さず、全ての市民の平和と人権、生活の向上のため、憲法を守り、いかすことを求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、安倍首相らが進める憲法第九条などの改憲発議に反対すること。
二、憲法をいかし、平和・人権・民主主義、生活の向上が実現する社会にすること。

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