請願

 

第200回国会 請願の要旨

新件番号 173 件名 本土からの辺野古埋立用の土砂搬出計画をやめることに関する請願
要旨  辺野古新基地建設への土砂埋立てで、西日本から大量の土砂が搬出される。埋立てに必要な土砂約二千百万立方メートルのうち、約七五%は奄美・九州や瀬戸内海など県外七か所から持ち出される計画である。土砂が持ち去られる地では、深刻な環境汚染が起きている。辺野古の海が破壊され、外来生物により沖縄島の生態系が壊される。辺野古新基地は、ジュゴン、ウミガメ、サンゴ類がすむ辺野古の美しく豊かな海を埋めて造られる。埋立ての土砂と一緒に、アルゼンチンアリ、ハイイロゴケグモ、オオキンケイギクなど特定外来生物が沖縄へ運び込まれ、生態系を壊す。これらの行為は、どれも生物多様性条約やそれに基づいた生物多様性国家戦略に違反する行為である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、「故郷の土で辺野古の美しい海を埋め立てないでほしい」「故郷の土を基地建設に使ってほしくない」との思いから、西日本からの土砂搬出計画の撤回、及び辺野古新基地建設の土砂投入を中止すること。

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