請願

 

第200回国会 請願の要旨

新件番号 171 件名 社会保障制度改革に関する請願
要旨  我が国は世界に先駆け、超高齢社会・人口減少社会となったが、長生きして良かったと実感できる活力ある長寿社会の実現が急務となっている。誰もが安心できる社会保障制度の構築、公務員が心置きなく職務に専念し、国家・社会の発展に貢献できる公務員制度の確立を希求する。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、公的年金を含む社会保障給付費の財源は、高齢者の年金減額によるのではなく、安定した雇用と着実な経済成長による税収及び保険料の増加等により確保すること。
二、超高齢社会・人口減少社会で、労働力人口を確保するためには、六十五歳定年制の実現、在職老齢年金制度の改善及び女性・子育て世代が安心して働きやすい環境整備に努めること。
三、現役世代との公的年金の給付水準比較に当たっては、現役世代と同様に各種保険料等を年金から控除するとともに単身高齢世帯の増加にも留意して実施すること。
四、社会保障制度の改革に当たっては、高齢者の年金が国の経済、特に地方経済を下支えしている現状に配慮し、年金生活者の負担が過重にならないよう慎重に行うこと。

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