請願

 

第198回国会 請願の要旨

新件番号 1182 件名 要介護・要支援者に対する医療保険による外来維持期リハビリの復活を求めることに関する請願
要旨  国は、二〇一九年三月三十一日で要介護者等に対する外来での医療による維持期リハビリを廃止し、介護保険への誘導を進めている。介護保険に完全移行となった場合に受皿となる通所リハビリ・訪問リハビリであるが、二〇一七年三月に実施された維持期リハビリ実態アンケートでも新たに通所リハビリを開始する医療機関は僅かで、今後、通所リハビリ事業所数が大幅に増える見込みがないことが分かった。受皿づくりが十分に進まない中での維持期リハビリ廃止は、リハビリ難民を生むことになる。また、今回の廃止は、国が長年取り組む医療費抑制政策から出されたものであり、診療報酬の給付を抑制することが大きな目的である。こうした動きに国民・患者から反対の声を上げることが、今、何よりも重要である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、要介護・要支援者に対する医療保険による外来維持期リハビリを復活させること。その際には、減算規定を実施しないこと。

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