請願

 

第198回国会 請願の要旨

新件番号 471 件名 国の責任で若者も高齢者も安心できる年金制度の確立を求めることに関する請願
要旨  政府は、高齢者を労働力として活用する施策を打ち出し、年金の支給開始年齢についても更に引き上げようとしている。年を取っても働き続けざるを得ない高齢者の貧困化、低額・無年金問題を第一義的に解決することこそ、国は求められている。そのためにも安心できる年金制度の確立が求められている。年金制度は支給開始年齢が徐々に引き延ばされ、男性は二〇二五年四月に、女性は二〇三〇年四月に、完全に六十五歳支給となる。また、二〇一六年末に年金カット法が成立し、新たな年金受給額の削減ルールが二〇一八年四月、二〇二一年四月と実施される。度重なる年金制度の変更で、将来の見通しが立たないと青年の間で年金不信が広がっている。年金は国民の権利である。
 ついては、日本の年金制度を将来にわたって若者も高齢者も安心できるものとするため、次の事項について実現を図られたい。

一、全額国庫負担による最低保障年金制度を創設すること。
二、年金支給開始年齢の引き延ばしはしないこと。
三、マクロ経済スライドを廃止し、年金額の改定新ルールは実施しないこと。
四、年金隔月支給を改め、毎月支給にすること。

一覧に戻る