請願

 

第198回国会 請願の要旨

新件番号 441 件名 パーキンソン病患者が生きる希望を持てる環境の整備に関する請願
要旨  パーキンソン病は、指定難病の一つで進行性の病気である。ここ数年の原因究明の研究は目覚ましく、特にiPS細胞を利用した再生医療や、それを創薬の開発にいかす研究も進められている。しかし、日々服薬を続ける患者にとって医療費の負担は深刻である。二〇一五年からはいわゆる難病法が施行されたが、アンケート調査では法制定前よりも個人負担が増加した患者が多いことが浮き彫りになっている。さらに、パーキンソン病患者が一番期待していることは、完治療法が開発されることである。生きる希望を失うことなく治療に専念できる環境を整えるためには、政治の力が不可欠である。
 ついては、次の措置を採られたい。

一、パーキンソン病の完治療法の早期開発を目指し、研究体制の整備と研究費用の充実を実現すること。
二、特定医療費受給者の自己負担金の軽減措置を図ること。特定医療費受給申請制度に掛かる費用及び事務手続負担の軽減を図ること。
三、高齢化社会の進行に伴ってパーキンソン病患者は増加している。日々の治療に専念できるよう、指定難病から除外することのないようにすること。
四、全国のどこに住んでいても我が国の進んだ医療を受けることができるよう、地域格差のない医療の充実と難病対策の強化を図ること。 

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