請願

 

第198回国会 請願の要旨

新件番号 23 件名 イージス・アショアの配備を行わないことに関する請願
要旨  政府は、地上配備型ミサイル防衛システムイージス・アショア二基の導入を閣議決定した。配備先として、秋田県秋田市の新屋演習場と山口県萩市のむつみ演習場を検討していると報道されている。イージス・アショアについては、高性能レーダーから発せられる電磁波によって近隣地域に電波障害を引き起こす可能性や、健康や環境に影響を及ぼす可能性はないのか、航空機やドクターヘリ、船舶の運航などに制約が出るのではないか、隣接する地域住民の日常生活に悪影響はないのかなど、住民の間に様々な懸念が広がっている。更に重大なことは、イージス・アショアが恒常的に設置されることによって攻撃の目標とされ、テロの対象となる危険性も指摘されており、直接的に地域住民の生命、安心安全が脅かされる心配がある。取り分け、配備候補地の一つである秋田市新屋地区は住宅密集地であり、幼稚園や小中学校、高等学校、高齢者福祉施設などが隣接している。これらの多くの疑念や不安が広がっている状況で、一基約一千億円と見積もられ、実際には更に膨らむとも言われているイージス・アショアの配備計画を進めることは、余りに拙速と言わざるを得ない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、「イージス・アショア」の配備を行わないこと。

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